対馬島外の動物園において、以下を目的とした分散飼育が行われています。
- ツシマヤマネコの絶滅を防ぐための種の保存
- 飼育下でしか得られない科学的知見の集積
- ツシマヤマネコの危機的状況についての普及啓発
- 野生復帰技術開発個体の育成
ツシマヤマネコを飼育している動物園は以下の動物園です。
全国の飼育園館は、「那須どうぶつ王国」、「東京都井の頭自然文化園」、「横浜市立よこはま動物園」、「富山市ファミリーパーク」、「名古屋市東山動植物園」、「京都市動物園」、「福岡市動物園」、「西海国立公園九十九島動植物園」、「沖縄こどもの国」の9園館です(※沖縄こどもの国は個体の死亡等により2024年4月1日時点では飼育個体なし)。
また、対馬野生生物保護センター及びツシマヤマネコ野生順化ステーションでも普及啓発や野生復帰に向けた技術開発のため動物園生まれのツシマヤマネコを飼育しています。
2021年春シーズンには、横浜市立よこはま動物園にて腹腔鏡を用いた人工授精によりツシマヤマネコの赤ちゃんが誕生しました。人工授精によるツシマヤマネコの繁殖成功は、国内で初めての事例となります。
動物園・対馬野生生物保護センターにいるヤマネコ達
2024年4月1日現在、全国10施設で合計31頭のツシマヤマネコが飼育されています。
対馬野生生物保護センター
ツシマヤマネコ野生順化ステーション
東京都井の頭自然文化園
横浜市立よこはま動物園
京都市動物園
西海国立公園九十九島動植物園
他2頭
那須どうぶつ王国
富山市ファミリーパーク
福岡市動物園
名古屋市東山動植物園
他2頭